JMMでご紹介したワイン

ワインは語りかける 村上龍さんの主宰するメールマガジン、JMM(Japan Mail Madia)で、ちょっとしたコラムを書かせていただきました。


 第3回 ロワールで鋼鉄の意志を持つ日本女性 新井順子
 第2回 21世紀のシンデレラ・メルローを造る 篠原麗雄
 第1回 駒沢出身のローヌ異端醸造家、大岡弘武 33歳 
ビオマーク当店では、有機栽培ワインに「てんとう虫マーク」を付けています。



第3回 ロワールで自然派ワインをつくる、鋼鉄の意志を持つ日本女性 新井順子

第三回 「ロワールで自然派ワインをつくる、鋼鉄の意志を持つ日本女性」配信文を別ウィンドウで開きます

ロワール
ドメーヌ ボワ・ルカ

  ロワール自然派の中でも、圧倒的な存在感のある日本人女性、新井順子さんご自身の造るワイン。
彼女はまさにジャンヌ・ダルクのように、一度やると決めると何か障害や犠牲があっても一切気にせずにやり遂げようとする、鋼鉄のような意志の力と実行力を持って前に進み続けます。

キュヴェ・クニコ   ドメーヌ・ボワ・ルカ 新井順子

2009年 ¥3,695 発注本数 本 

キュヴェ・クニコは、新井順子さんのお母様、邦子さんに捧げるオマージュとして造られたワイン。
ガメイ100%で、濃いめの力強さを持つストラクチャーが特徴のワインです。初リリースは、ワイナリーとしても初年度の2002年。


2009年も好評純和風のラベルになりました。

 

大さな木樽開放桶で発酵させ、100%樽で熟成しました。ガメイの性格上新樽は一切使用しておりません。樽に約1年寝かせ、瓶詰めされました。
ロワール自然派の中でも、圧倒的な存在感のある日本人女性、新井順子さん。ご実家は当店からも至近である、目黒区柿の木坂。
香取慎吾がパーソナリティーを務める"SMA STATION"でも、『海外で活躍する日本人女性』の一人として大きく紹介され、話題になりました。確かに、カリスマ性を持ち、超パワフルでタフな女性です。
有機自然農法ビオ・ディナミ

ガメイ100%

オトサン 赤  ドメーヌ・ボワ・ルカ 新井順子

2009年 ¥3,695 発注本数 本 

オトサンは、有名になったキュヴェ・クニコに続き、新井順子さんのお父様に捧げるオマージュとして造られたワイン。

 

オトサンは、ブルーベリージャムのような柔らかな果実感がとても自然に、豊かに感じられる、今すぐに飲んでとても充実感が感じられる心地よい味わい。

 

キュヴェ・クニコと同じガメイ100%ですが、クニコとはちがい、柔らかな優しさを感じさせる味わいが特徴のワイン。力強いクニコお母様に、優しく柔らかいオトーサン、という対比が面白いところです。
技術的には、フィリップ・パカレのブルゴーニュと同じように、100%マセラシオン・カルボニック(果実内発酵)で造ることにより、優しい味わいが実現されています。ただし、アルコール度は14%と高く、新井順子さん曰く「エレガントですが、非常にしたたかなパワーと厚みが隠れております。あまり多くを語らなかった父のようなワイン。」 とのこと。

有機自然農法ビオ・ディナミ

ガメイ100%

第2回 21世紀のシンデレラ・メルローを造る 篠原麗雄(しのはら・れお) 34歳

第二回「21世紀のシンデレラ・メルローを造る」掲載文を別ウィンドウで開きます

ボルドー
クロ・レオ

  新進気鋭の日本人、篠原麗雄君がボルドーで造る、大変に貴重なワイン。年間僅かに900本のみしか生産されない、まさに幻のレア・ワイン。
ボルドー最高峰ヴァランドローのテュヌヴァン氏とオーゾンヌのヴォーティエ氏に直接ワイン造りを学び、サンテミリオンと地続きのカスティヨンで新しくシャトーを興しました。

クロ・レオ

クロ・レオ 赤  直輸入

Clos Leo Cotes de Castillon 

クロ・レオ
2012年  ¥7,280  発注本数

新進気鋭の日本人篠原麗雄君がボルドーで造る、大変に貴重な、まさに幻のレア・ワイン。
ボルドー最高峰ヴァランドローのテュヌヴァン氏とオーゾンヌのヴォーティエ氏に直接ワイン造りを学び、サンテミリオンと地続きのカスティヨンで新しくシャトーを興しました。

ロマネ・コンティの半分の面積、僅か0.8haの畑から、徹底的に収量を落とし、残されたブドウに与えられる最高度の凝縮したエキス分がワインに与えられます。採算が全く無視された贅沢なワインです。収穫前は、テュヌヴァン氏が毎日畑を訪れ、葡萄の実を一緒に食べて収穫日を決定したとのことです。

クロ・レオ一粒ずつ手で除梗して完熟した実だけを仕込む、最上の健全果実だけが選ばれる最も理想的な仕込み法ですが、あまりに手がかかりすぎるためにほとんど実現不可能な方法。すこぶる上品な、深みのある香りを持ち、スタイリッシュで上品で深みのある構成力を持っていますデキャンタをして、充分空気に触れさせると、より柔らかく香りが開いてきます。


←写真は完熟したレオ畑のメルロ(篠原氏提供)

ファースト・リリースの2002年は、ブルゴーニュのグランクリュの半分程まで収量を落として(11hl/ha)、 僅かに4樽のみが仕込まれました。テュヌヴァン氏に「減らしすぎ!」と注意を受けるほど。最近は25hl/haと現実的な超低収量に落ち着いています。それでも、2008年は、厳選に厳選を重ね、僅か1300本しか造られていない、幻の雫です。

個人の日本人としては、ボルドーで初めての独立シャトーで、きわめて本格的なワイン。ヴァランドローのオーナー、テュヌヴァン氏とオーゾンヌのオーナー、ヴォーチエ氏から現在も常に指導を受けています。
2008年は、麗雄氏が「今までのビンテージの中で最も満足できる」と樽熟成中から語っていた素晴らしい出来。全てが調和よく整っています。豊かさと大変にクリーンな果実香と、とても上品な樽香が見事に薫ってきます。
2009年は、ボルドーをはじめ完璧な天候に恵まれた秀逸ビンテージ。アルコール度も15%と高くなり、新世界のような凝縮感の高まりが魅力的。ぜひ味わってください。 初リリース以来、毎年当店が直輸入で入手しています。

メルロー80%、カベルネ・フラン20%



(当店直輸入)

第1回  駒沢出身のローヌ異端醸造家、大岡弘武 33歳

第一回「駒沢出身のローヌ異端醸造家」掲載文を別ウィンドウで開きます

フランス・ローヌ地方
ル・カノン

フランス、ローヌ地方で活躍する自然派日本人醸造家、大岡弘武さんによる話題のワイン。「カノン」とは、フランス俗語の「一杯」という意味。(本来は大砲=カノン砲の「一発」から来ているみたいです)。肩肘張らずに気軽に飲んで欲しいという生産者大岡さんの心意気が現れています。

ちなみに大岡さんはボルドー大学醸造学科を卒業後、ギガルなど著名な生産家で働いた後に、独立しました。出身はなんと当店のごく近所で駒沢だとのことです!

ル・カノン Vin de Table  グランド・コリーヌ 大岡弘武

(2014)年 \2,480 発注本数 本 

フランス、ローヌ地方で活躍する自然派日本人醸造家、大岡弘武さんの話題のワイン。「カノン」とは、フランス俗語の「一杯」という意味。(本来は大砲=カノン砲の「一発」から来ているみたいです)。肩肘張らずに気軽に飲んで欲しいという生産者大岡さんの心意気が現れています。

典型的な南ローヌブレンドのワインで、しっかりとした造りは、開栓後翌日に美味しさが増すタイプです。
自然に出来たそのままの味わいを造り上げることがモットーで、もっとも自然派の名前にふさわしいデリケートでフレッシュなワインを造り上げます。

ヴァン・ド・ターブルなのでノン・ビンテージ表記です。

2008年からキャップシールが無くなり、瓶からコルクが打栓されたままのスタイルになっています。

シラー60%,グルナッシュ20%,メルロー20% (2014年)

ル・カノン シャルドネ 白  Vin de Table大岡弘武

(2013)年 \2,880 発注本数 本 

フランス、ローヌ地方で活躍する自然派日本人醸造家、大岡弘武さんの話題のワイン。「カノン」とは、フランス俗語の「一杯」という意味。(本来は大砲=カノン砲の「一発」から来ているみたいです)。肩肘張らずに気軽に飲んで欲しいという生産者大岡さんの心意気が現れています。

一言で表現すれば、タンクからそのまましぼって瓶詰めしたような生ワインです。

 

今回のシャルドネは比較的濃い色合いがありながらも濁りはほとんどなく、クリーンなスタイルとなりました。グレープフルーツの皮のようなザックリと爽やかな香りに、甘酸っぱい風味はまさにスッキリと飲めるがぶ飲みワインです。


輸入元より:
非常に透き通った味わいで、酸もきれいにとおって綺麗なワインです。瓶詰め直後は少し酸化した要素も 加わり若干ジュラのワインを思い起こさせるような香りもありますが、数か月して瓶詰めの疲れがとれれば、 ワインはこれから若返っていくことになると思います。

 

ヴァン・ド・ターブルなのでノン・ビンテージ表記ですが、2013年。

シャルドネ100%
サン・ジョゼフ   グランド・コリーヌ 大岡弘武

2008年  \3,695 発注本数 本 

フランス、ローヌ地方で活躍する自然派日本人醸造家、大岡弘武さんの話題のワイン。
サンジョセフを名乗ることにできる畑としては最も北に位置しており、コートロティにもほど近い場所。標高約250Mの丘の頂上にある平坦な区画。土壌は花崗岩質で、樹齢は15年。畑の所有者は、化学肥料と除草剤を30年以上にわたり使用していません。
醸造は、収穫したブドウを全房のまま発酵させて醸し、無清澄及び無濾過。亜硫酸も全くの無添加です。
自然に出来たそのままの味わいを造り上げることがモットーで、もっとも自然派の名前にふさわしいデリケートでフレッシュなワインを造り上げます。

このサンジョゼフも、繊細なキャラクターを持つもの。「昔のサンジョセフは、スミレの花を連想するような香りだったとお爺さんが懐かしそうに語っていました。このワインは、まさにそのようなスタイルだと思います。ですから、ラベルにもスミレの花を象ったものにしました。」と、大岡さんの談。 フランス、ローヌ地方で活躍する自然派日本人醸造家、大岡弘武さんが造る話題のワイン。
大岡弘武氏は、明治大学理工学部を卒業後フランスへ渡り、ボルドー大学醸造学部でワイン全般を学んだ後に、ローヌ最大手GUIGAL社のジャンルイ・グリッパが所有していたサンジョセフの区画における栽培責任者を務めました。

シラー100%
ル・カノン ヴィオニエ  ル・カノン ヴィオニエ 白Vin de Table 大岡弘武

(2011)年 ¥2,362 発注本数 本 

フランス、ローヌ地方で活躍する自然派日本人醸造家、大岡弘武さんの話題のワイン。「カノン」とは、フランス俗語の「一杯」という意味。(本来は大砲=カノン砲の「一発」から来ているみたいです)。肩肘張らずに気軽に飲んで欲しいという生産者大岡さんの心意気が現れています。

さて、大岡氏の「カノン」シリーズの特徴は濁った搾りたての味わいだということ。ワイン倉のタンクから直接瓶に詰めたような無添加ワインなので、酵母などの濁りがそのまま存在しています。通常の瓶詰めされた製品としてのワインからは逸脱した存在ですが、「常識枠にとらわれない味わい」と捉えて楽しんでください。ル・カノン ヴィオニエ

微かに酸化による褐色化した色合いは、時間と共にその色合いがどんどん濃く変化していきます。自然に出来たそのままの味を造り上げることがモットーで、もっとも自然派の名前にふさわしいデリケートでフレッシュなワインに仕上がっています。


ヴァン・ド・ターブルなのでノン・ビンテージ表記ですが、2011年産。


大岡さんからのコメントです。
「2011年は酸を基準にして収穫日を決めました。白ワインの骨格となる酸が落ちないうちに摘んでいます。従ってアルコール度数は12.5度と通常よりは低めです。ヴィオニエの華やかさを酸がきちっと支えて心地よいバランスに仕上がりました。」


フランスのワイン倉を訪ねなければ経験できない味わいを、瓶に詰めてくれたのが、この「カノン」なのです。


ちなみに大岡さんはボルドー大学醸造学科を卒業後、ギガルなど著名な生産家で働いていましたが、出身はなんと当店のごく近所で駒沢だとのことです!

ヴィオニエ100%

  クレレット・ド・ディー発泡甘口白 大岡弘武

2007年 \2,648 発注本数 本 

ローヌで活躍する日本人若手醸造家大岡弘武さんが造る、爽やかな甘口のスパークリングワイン。

ブドウはマスカット100%。お花畑のような華やかな香りと自然な甘味、弱めのアルコール度が体に優しく浸みてきます。

有機自然栽培ですが、醸造は伝統的な真っ当な方法で造りますので、一連の大岡氏の作品のと比べると、どなたでも安心して楽しめる仕上がりになっています。
瓶内での発酵を少し抑えめにしているので、アルコール度が8%と低く、天然の甘味が残っています。

 ミュスカ100%


推薦

友人の内池直人さんから、特別寄稿としてエッセイをいただけることになり ました。内池さんは、世田谷で「カーヴ・ド・プティットメゾン」という、文字通りかわいらしいワインショップを経営していて、ネットでも販売されています。
わたしは、いつも内池さんからネットでワインを買います。保存状態も良く、値段も非常に良心的です。また、「こういう人へ、お中元として予算1万円でワインを送りたいのですが…」と依頼して、銘柄まで選んでもらいます。実に便利です。 内池さんのような人を見ると、「日本も洗練された先進国になったんだな」と実感 します。内池さんはワインに関して正確で豊富な知識をお持ちですが、人柄は実直 で、キザなところが微塵もありません。ワインが、鼻持ちならない「富裕層のステイタス」から脱して、誰でも楽しめるおいしいお酒となったことが、内池さんと接しているとわかるのです。

                                 村上龍 (JMM 2008/08/03)

 


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