1シャブリ地区 2コート・ドール地区 3コート・シャロネーズ地区 4マコネー地区
ブルゴーニュワインのおさらい
ブルゴーニュ地方は、言わずと知れたワインの世界的な銘醸地です。
パリから東南に150kmほど下がったところにある1シャブリ地区から始まり、少し飛んで心臓部の2コート・ドール地区、3コート・シャロネーズ地区、4マコネー地区、5ボジョレー地区と続きます。
ボジョレー地区が終わるとそこはフランス第2の都市リヨンに至ります。
ブルゴーニュワインの特徴は、もう一つの銘醸地ボルドーと良く比較されますが、基本的に赤がピノ・ノワール種(コート・ドールとコート・シャロネーズ地区)、またはガメ種(マコネー地区とボジョレー地区)白がほとんどシャルドネ種の単品種によるワインであることです。(ボルドーはいくつかの品種のブレンドが多い)
ブルゴーニュワインを難しくしている要素の一つに同じ名前のワインを多くの生産者が造っている、と言うことがあります。(例えば「シャブリ」や「ボーヌ」など)だから、単純にシャブリが好き、と言っても世の中には素晴らしいシャブリからシャブリという名前が付いているのが信じられないようなひどいワインまでたくさんあります。だから選ぶときは地名だけではなく、生産者を良く注意しなければいけません。このことは、消費者だけではなく販売者も充分な知識を持って選ばなければならない腕の見せ所になるわけです。
もっと詳しく知りたい人は、賢いワインの選び方を見て下さい。
1シャブリ地区
2コート・ドール地区
3コート・シャロネーズ地区
4マコネー地区
パリから高速道路A6線で150kmほど南下するとそこはもうシャブリ地区に行くことが出来ます。
ここはブルゴーニュ地方の中では飛び地のようなところで心臓部のコート・ドール地区よりはむしろシャンパーニュ地方の方がずっと近い地区です。
ここの土壌はキンメリッジと呼ばれる白い石灰岩質が多く、山間部にもかかわらず牡蠣の貝殻を見ることが出来ます。大昔はこの場所が海だったそうです。
白ワインだけが認められたAOCで畑の立地で特級、1級、シャブリ、プチシャブリの4段階の格付けがされています。
中央部の緑色のとても小さな7つの区画がグランクリュ(特級)畑になります。
1ヴァルミュール 2レプルーズ 3ヴォーデジール 4グルヌイユ 5ブランショ 6ブーグロ 7レ・クロの7カ所です。(2と3の間でムートンヌを名乗ることがある)
1級畑は濃い黄色の部分で1モンマン 2ヴァイヨン 3フルショーム 4モンテ・ドゥ・トゥネール 5モンドミリュー 6ヴォークパンなど22カ所が認められています。
シャブリはとても冷涼な地区なのでぶどうの完熟が難しく醸造技術の差が出やすい所です。フレッシュな酸が特徴なために木の樽熟成をさせずにステンレス製の発酵糟で発酵熟成させる蔵がほとんどです。但しごく一部の蔵元で伝統的な木の樽で発酵熟成させて少しコクのあるタイプに仕上げています。
いずれにせよ、ワインはレモンイエローの色調で緑色の光沢が際だち、特徴的なミネラル質の石のような香と柑橘系のフルーツの香、そして爽やかな酸味がその個性です。
このシャブリのすぐ隣にヴェズレーという最近有名になってきた地区があります。ここは主にブルゴーニュを名乗ることが多いのですが、地区的にはシャブリにとても近く、コート・ドール地区とは離れているために一般的なブルゴーニュの味わいよりはライトでフレッシュな物であることを知っておくべきです。
さて、それでは次に心臓部コート・ドール地区に行きましょう!
地図は Louis Jadot 社のパンフレットを素材に作り直しています