3月23日 第7日目

ムルソー会場


コシュ・デュリーの2人息子


新しいムルソーの注目株
フランソワ・ミクルスキ

 


充実したブルゴーニュ白を造る
パトリック・ジャヴィリエ

 


 


 

 

 

 

 

 

 

Les Grands Jours de Bourgogne のフィナーレ

1ムルソー Meursault 会場

様々な村で開催される試飲会もこの土曜日のムルソー会場が最後です。

日曜日にはオスピス・ド・ニュイのオークションもありますが、基本的なグランジュールはこれが最後。最後を締めくくるにふさわしい、豪華な顔そろえとなりました。 コント・ラフォン、コシュ・デュリー、ピエール・モレ、ミクルスキなど限られた時間でスタンディングで行うのは本当に贅沢でもったいないと思えます。

最近ではすっかりカルト・ワインになってしまったコシュ・デュリーはさりげなく参加していて、地方名ブルゴーニュ、ムルソー白が2種類と赤も試飲させてくれました。コシュデュリーを他の様々なムルソーと比較できたのは素晴らしい経験です。印象として感じたのは、とても透明感のあるクリアーなムルソーだということ。この上品さの極みとでもいうべきスタイルがコシュ・デュリーなのだと実感できました。

先日訪問した、コシュ・ビゾワールはコシュ・デュリーの親戚にあたり、ブースも隣でしたが、さすがにコシュ・デュリーの隣というのは気の毒な位置です。でも持参した99年ビンテージの出来はなかなかしっかりしていました。

新しい注目株として期待されているミクルスキも、かなり洗練されたスタイルです。特に、99年のジュヌヴリエー1級は素晴らしかったのですが、これは日本に入ってくるのでしょうか?また感激したのは彼の造るヴォルネイ・サントノの赤!素晴らしく繊細でフルーティーです。輸入する機会があればぜひ入手したいと思いました。

また、素晴らしい地方名ブルゴーニュの白を造るパトリック・ジャヴィリエがいましたのでその秘訣を訊いて見ました。

「このブルゴーニュは、全てのワインを樽で1年間熟成させ、最後の1ヶ月間を樽の中にある澱を入れ込んだ大型の槽でしっかり混ぜた後にフィルターをかけずに瓶詰めします。」とのこと。なるほど充実した内容もうなづけます。

今回も素晴らしい経験をさせてもらった、グランジュール・ド・ブルゴーニュ、ぜひこれからのワインの紹介に役立たせていただきます。

暴飲暴食の一週間でしたがようやく幕を閉じることとなりました。

メデタシ、メデタシ....

 ●○Grands Jours de Bourgogne
   (ブルゴーニュの偉大な日々)2002に参加して○●

僕が本格的にブルゴーニュワインと出会って、15年程たちますが状況は随分と変化しているように思えます。

味わいの中ではっきりと感じさせるのは、新しいビンテージの赤ワインでも、かなり口当たりが滑らかでよりエレガントなスタイルになってきていること。

もちろん本来繊細なヴォルネイやシャンボール・ミュジニーはもちろんですが、ヴォーヌ・ロマネやジュヴレ・シャンベルタンといった本来、タンニンがしっかりして新しいうちは無骨な味に陥りやすい所も本当に若いうちから上質でエレガントなスタイルになりました。

伝統だけでなく、新しい技術を積極的に取り入れ、また過去においてやりすぎていた手法を適度にして完熟した果実味をバランスよくワインにするようになったからでしょう。

若い醸造家は積極的に海外で修行しています。
例えばムルソーのミクルスキはカリフォルニアのカレラで学びましたし、今回訪問した、モレ・サンドニのアルローという26才の醸造家はなんとニュージーランドのギブソン・ヴァレーと南アフリカで学んだとのこと!

一昔前のようにブルゴーニュの人は一生ブルゴーニュしか飲まない、ということは少なくとも醸造家の間ではなくなっています。

ボーヌにある有名ショップでは世界中のワインが売られ、その新世界のワインを購入する顧客は醸造家たちだそうです。

また、個人的には今回の参加で一番大きな収穫はサヴィニー・レ・ボーヌの名家シモン・ビーズ一家と知り合いになれたことでしょう。

ご存知の方もいるかと思いますが、ここのマダムは日本人の千砂さん。
数年前にブルゴーニュに始めて日本人が嫁入りしたことで有名になりました。
現在は4歳のユーゴ君と2歳のアスカちゃんの4人家族です。

幸運なことに昼食をご馳走になり、その結果主人のパトリック氏と大変楽しく話をすることが出来ました。
フランス語にも一応敬語のような表現があり、基本的にはビジネスは『あなた-私』的な、話し方をします。

でも真のヴィニョロン(農園醸造家)のパトリックはとても気さくで、15分もすると向こうから、『なあ、君はさあ...』と話しかけてきました。
フランスには日本の儒教的な年齢差による上下関係の話方の違いは基本的に存在しないので向こうがそう話しかけてくれば、こちらが年下でも、『そうだね、君。このワイン美味しいよ。』と答えるのが作法です。(「お前」の方が近いかもしれない)

この話し方になると、普段聞けない本音なども出てくることになります。
奥さんと同じ国の人間ということで、親しくしてくれたのだと思います
が、ぜひこの関係を続けていきたいところです。

ところで樽熟成中の2000年のヴェルジュレスは本当に素晴らしい出来です。
今年の冬には出てくると思いますので、これもぜひお楽しみに!

       Francelogo.gif (3528 バイト) 最後に番外編があります。

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