3月18日


サンテミリオンの朝

 

 


シャトー・マニョー(グラーブ) CH. Magneau

 


シャトー・レグラヴィエール(サンテミリオン)CH. Les Gravieres

 


ミクロ・ビュルバージュの説明


シャトー・オーマルビュゼ(サンテステフ)


オーマルビュゼの新しい樽貯蔵庫


途中で通りかかったシャトーコス・デストゥルネル


コスのぶどう畑


シャトーラフィットの風景

 

 

 

ボルドー・シャトー訪問

 サンテミリオンを朝早くに出発して、いよいよボルドー市内に入ります。市内中央のホテルで某輸入会社の人とネゴシアン(フランス側輸出会社)の人と待ち合わせをし、シャトー訪問にはいります。本日は土曜日のために訪問可能なシャトーが限られているのが残念です。

シャトー・マニョー(グラーブ) CH. Magneau訪問
 グラーブで日本での小売価格が\2,000台の手頃なプチ・シャトーであるシャトー・マニョーの訪問です。40haの所有で15haが赤、25haが白で近年は世界的な赤ワイン需要の高まりから赤の作付け面積が上昇している、とのこと。グラーブの典型的な優良シャトーといった趣です。赤ワイン、及び白の特別キューヴェ(キュヴェ・ジュリアン)に樽を使用するが新樽使用率は30%に抑えて、あまり木の成分が強くなりすぎないように注意しているとのこと。確かに素直なフルーツ香が爽やかに感じられました。この特別キュヴェはほとんどがフランス系カナダ人の住むカナダ・ケベック州に送られてしまうとのこと!

2シャトー・レグラヴィエール(サンテミリオン)CH. Les Gravieres訪問
 次に訪問したのがサンテミリオンの個性的なシャトー・レグラヴィエールです。ここのシャトーはメルロー100%!全て新樽で造られます。さらに、未発売で既に話題を呼んでいるここのスペシャル・キュヴェ「リンソランス」の試飲が出来る、ということで俄然注目です。

 さて、その話題の「リンソランス」ですが、98年ビンテージから初めて造られている物で、全て現在樽熟成中ですから、もちろん市場には1本も出ていません。ちなみに日本人で試飲をした人もほとんどいない、という代物でした。最新のミクロ・ビュルバージュという醸造方法で造られています。マセラシオン(醸し)期間45日の中で、最初の15日間にセラミック酸素供給器を使って細かい粟粒の酸素を供給し、酸化を微妙に調整・促進させる方法でここの他にヴァランドロー、パヴィイ等ごくわずかなシャトーが行っているとのこと。もちろん新樽100%でトロンセのきめの細かい木目がワインに最適な熟成を与える、と言っていました。
 素晴らしいボディの中にデリケートな気品も感じさせるワインだと思いました。

 

ここでネゴシアンの方と別れて、独自にメドックを訪問することになりました。

 

3シャトー・オーマルビュゼ(サンテステフ)CH. Haut-Marbuzet訪問
 最後に訪問したのがメドック地区・サンテステフ村の実力グランクリュ3級(実際はブルジョワ級)と言われる個性的なシャトー・オーマルビュセです。土曜日の6時近くと言う申し訳ない時間にも関わらず快く向かえてくれました。

10年前に一度訪問しているのですが、変化したところもあると思い、今回再び訪問して最新情報を得よう、ということになりました。

 やはり個性的な主張を持つシャトーです。
 シャトーには恒に40人の社員がいて運営しています。収穫時には30人のスペインからの出稼ぎの人と10人ほどの地元のアルバイトにより完全に手づみで収穫します。ぶどうは厳しく選ばれた後に除梗器で完全に除梗しますが、圧搾は一切せずに皮付きの果実がポンプによって発酵タンク(50年使用のコンクリート製!)にて発酵、マセラシオンをした後に果皮の部分を集めてプレスします。このヴァン・ド・プレスはその年の出来によって混ぜたり、混ぜずにブランデー業者に売ってしまったりしています。
 その後の熟成は新樽100%ですが、トロンセやアリエールなどのフレンチオークをその年の出来によって樽質の使用比率を変えています。
 瓶詰めは丁度今週、つまり14ヶ月ほどで行います。2年ほど前までは手押しの空気ポンプで1本1本手で瓶詰めしていましたが、ようやく機械で瓶詰めするようになりました!(以前は30万本を4ヶ月かけて手動で瓶詰めしていたのです!)いずれにしても、ここでは急速にワインをポンプで動かすことが悪い影響を与える、と考えているためで、現在でもとてもゆっくり瓶詰めをしているそうです。

 

 

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