3月23日


 


オテル・デュウ(聖慈善病院)中庭


オスピス・ド・ボーヌ・ワインのラベルチケット右上が現在のもの

 

レリティエ・ギュイヨ訪問とオテル・デュウ

 3月23日

1 Domaine L'Heritier Guyot 訪問
 今回お手伝いをしている某輸入会社の関係でヴジョの名門レリティエ・ギュイヨを訪問しました。エイリティエ・ギュウイヨ(発音が難しい)は、元来ヴジョ村に居を構えてこの村唯一の白ワイン「クロ・ブラン・ド・ヴジョ」を生産しています。
 但し近年超大手のワイングループ、ボワセ社に買収されました。今回は、ニュイ・サンジョルジュのボワセ本社を訪問しましたが、今までの小さなドメーヌから一気に超近代的なまるで日本のビール工場のようなところで、カルチャーショックを受けました。

 フランスというとどこまでも伝統的な国のような気もしますが、ルノーが日産を買収するようにとても合理的な思想を持つ面があるのです。

 ここ、ボワセの工場でもジェネリックなブルゴーニュ等地方名ワインまでをここで生産するそうです。そして全てグループの瓶詰めされたワインはこの物流倉庫に集められ、ラベル貼りや物流等は一括して行うとのことです。

 残念ながらここで、デジカメを持ってくるのを忘れてしまい、写真を撮れませんでした。

 

 Hotel Dieu 訪問
 
さて、近未来のような世界から一転して中世のブルゴーニュ公国を彷彿させる、オテル・デュウ(聖慈善病院)を見学です。

 ここオテル・デュウ(聖慈善病院)はブルゴーニュワインを見学する人は必ず訪れなければいけない場所の一つです。なぜなら、昔からここはぶどう畑を持ち、ここで造られるワイン「オスピス・ド・ボーヌ」が毎年オークションにかけられ、そのときの値段がその年のブルゴーニュワイン全体の相場を形成するからです。そしてこのワイン「オスピス・ド・ボーヌ」が常に優れたワインだからです。元々は教会が全ての病気の人々に平等に治療が出来るように開かれた病院で、近隣領主達がその維持発展のためにぶどう畑を寄付献上して運営されているのです。

 現在でも見学コースの別棟で実際に病院として運営されているそうです。

 外側から見るとよくある大きな教会のようですが、中に入った瞬間にその美しいブルゴーニュ伝統のモザイク模様の屋根瓦に包まれた姿に圧倒されてしまいます。また1時間ごとの教会の鐘の音に心を洗われるようになります。

 見学料金は32FFと高めですが、一度は必ず訪れる価値のあるところです。


 

 

 


VOLNAY村の入り口

 


POMMARDの会場入り口(地下カーヴです)

 


Domaine GONNETにて


途中で立ち寄った「ル・モンラッシェ」の畑


モンラッシェのシャルドネぶどう


サントネイ村の会場伝統的な瓦屋根

 


お巡りさん達までが試飲しているコルトン会場

3月24日

コート・ド・ボーヌの銘醸村訪問

 3月24日
 このグランジュールの中でももっとも内容の濃い1日です。

1 ELEGANCE DE VOLNAY 訪問

 コート・ド・ボーヌの中でもっとも繊細でエレガントなワインを産出すると言われるのがこのヴォルネイ村です。ここの村だけで30以上のドメーヌが一堂に会するという素晴らしいテイスティングが行われました。わずか人口200人足らずの村の会堂です。

 ここの注目すべき生産者は以下の通りでした。
 La Pousse d'Or 絹のような素晴らしいしなやかさと繊細さを持つワイン価格も高いがNo1!
 Hubert de Montille 繊細でかわいい、いかにもヴォルネイを感じさせる気品あるワイン
 Francois Buffet  口当たりが柔らかく、果実味に満ちた幸せなワイン
 Jean-Marc Bouley やや肉付きが良く、ヴォルネイとしては男性的なワイン熟成型

2 POMMARD RIME AVEC ART 訪問

 ヴォルネイの隣の村ですが、ワインは正反対に男性的なボディのある味わいです。村の中心部の地下のカーヴに25のドメーヌが集まりました。
 10年前の修業時代に訪れたGONNETが出展していて久しぶりの再会で個人的に感動しました。(ワインももちろん素晴らしいものです)

 ここの注目すべき生産者は以下の通りでした。
 Billard-Gonnet あくまでも気品がある素晴らしいワイン、特にRUGIENS(1級)
 Michel Rebourgeon とても生産量が少なく入手困難だが果実味に満ち素晴らしい味わい
 Parent ポマールの典型、柔らかくしっかりとした体格

2 Des MARANGES, SANTNAY et Saint-Aubin 訪問

 コート・ドールのもっとも南の村、サントネイで南部地区の手頃なワインを集めた試飲会が開かれました。マランジュとサントネイは価格も安く果実味に富んで少し寝かせると楽しめるタイプのワインです。サントーバンはピュリニーモンラッシェの斜面の上隣にあり、赤も良いものがありますが、白が素晴らしいものが多い場所です。

 ここの注目すべき生産者は以下の通りでした。
 Didier Denis Larue 豊かなサントネイと気品あるシャサーニュ・モンラッシェの赤
 Genard Thomas 素晴らしく豊かなサントーバンの白、充分な余韻

3 Terroirs de Corton 訪問

 コート・ド・ボーヌ最大のイベントが、このコルトン村のイベントです。なにしろ、他の会場が一カ所のみなのにここは3カ所も会場があり、全部で50ドメーヌ約150種類以上が全てコルトン、コルトンシャルルマーニュ等特級しかない、という圧巻でした!!交通整理をしているはずのお巡りさん達までがテイスティングに来ている、というほど会場は混雑していました。

 

 ここの注目すべき生産者は以下の通りでした。
 Bonneau du Martray なんて柔らかく力強いコルトン!余韻も素晴らしい
 Cachat-Ocquidant 果実味にあふれるコルトン・ヴェルジェンヌ 
 Ardhuy 綺麗でバランスのとれたコルトンと柔らかみのあるコルトン・シャルルマーニュ
 Chandon de Briailles 凝縮したコルトン赤、クロ・デュ・ロワ赤と柔らかな口当たりが自慢のコルトン白
 Chateau de Corton Andre 正当派、しっかりとした体格のコルトン・アンドレ赤
 Louis Latour やはりすごい!横綱としての風格があるコルトン・グランシー果実味、凝縮味、複雑味etc....

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