16 飲用適温って?
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| アルミ製ワインクーラー 氷と水を入れ10〜15分で よく冷えます。 |
よく質問されることで
「このワインは何度くらいで飲んだら美味しいでしょうか?」
というのがあります。
この飲用適温については、西欧人よりも日本人の方がシビアなように思えます。
フランスでは、赤ワインはセラーから出してちょっと置く、白ワインはセラーから出してちょっと冷やす。というのが基本です。
つまりセラーの温度が約15℃ですので、+3℃程度が赤、−3℃程度が白、といったところでしょう。
ちなみに一般のテイスティングの時のワインの温度は約15℃が標準です。
そんなことでアバウトな場合はそんな程度でよいのですが、もし極めたい、
ということであれば下記のようにワインの特性によって、一番美味しいと思
われる温度の原則があります。
●炭酸のあるものは温度を低くすると美味しく感じる。 (8℃〜10℃)
●軽い味わいのものは、重い味わいのものより温度を低くした方が美味しく
感じられる。(特に2種類以上飲む場合)
●酸の強いものは、(特にリンゴ酸)温度を低くすると美味しく感じられる。
(柑橘系や、リンゴの香りのするワインは低めの温度が美味しい)
●甘みのあるものは冷たい方が美味しく感じられる。
●最低温度は 5℃くらいで、冷やしすぎると味がわからなくなり、香りもた
たなくなる。(冷蔵庫に入れっぱなしはちょっと冷えすぎ)
●最高温度は20℃くらいで、これ以上温かいと、味がぼやける。
●樽熟成をさせたもの、マロラクティック発酵をさせたタイプのワインは、白
ワインでも、やや高めの温度にした方がおいしさが増す。約12℃〜15℃
(白の場合、バターやアーモンドの香りのするタイプ)
●タンニン分は、温度を冷やすと味が堅くなり、高めの場合はまろやかさを引
き出す。
●熟成期間の長いタイプのワインは、短いタイプのものよりも、温度を高めに出した方が味わいや香りがより複雑になる。
ところで上質の甘口貴腐ワインの適温は専門家の間でも意見が分かれます。
熟成した複雑な香をこよなく愛する人はぬるめの温度が良いと主張しますし、心地よい甘みを楽しみたい人は冷たい温度を好みます。
レストランで注文するときは、こんな時こそソムリエに自分の好みを伝えるべきでしょう。(ソムリエやパートナーに「ムム、なかなかできるヤツ」と尊敬されるかもしれません。)
両方楽しみたい人は大きめのグラスでゆっくりと時間をかけて飲むことをお勧めします。
実際、ボトルからグラスに注いでしばらくすると、温度は2℃前後以上上昇しますから!