2 ところで最近のビンテージですが、

1970年以降のビンテージチャートはここをクリック

1995年
ボルドー★★★★、ブルゴーニュ★★★★共に久しぶりの優れたビンテージとなりました。クラシックなタイプのワインが多く、一般的に96年よりも早く飲み頃になりそうです。ブルゴーニュ地方は、暑い夏に恵まれましたが、収穫量が少ないのが難点です。ブルゴーニュの繊細さ、よりは男性的なボディーのあるワインのタイプになりました。ポマール、ニュイ・サンジョルジュなどに顕著です。サンテミリオンの評価が大変に高い年★★★★★です。
 
1996年
 ボルドー★★★★★、ブルゴーニュ★★★★★ともに偉大なビンテージとなりました。タンニン、酸共にしっかりとしたワインが多く、早く飲むと、時として荒々しく香りも閉じていることが多いのですが、長熟タイプのワインができました。ただし収穫量が少なかったのが残念でした。世界的なワインブームの中での当たり年となり、価格的な相場も高くなっています。しかし、特級クラスのワインは、20年〜30年後も充分に楽しめるポテンシャルを持っています。

1997年 
 フランスはとてもイレギュラーな年でした。夏がとても乾燥した猛暑だったのです。
 一般には乾燥した猛暑はぶどうにとって好都合なのですが、余り過度に暑すぎ、雨がなかったためにぶどうの生育が遅れてしまいました。
 
  全般には、ブルゴーニュ★★★☆の方がボルドー★★★より気象条件は良かったようです。どちらにしても酸が96年に比べると少ないのが特徴です。
 そのために早く楽しめるワインとなりましたが、長期熟成型ではないようです。いくつかの醸造家は、6月の降雨が原因でぶどうの実にばらつきが多く、収穫時の選定が非常に困難だったこと、収穫時の温度が高く、発酵の時の温度管理が難しかったので造り手の力量が問われる年だった、といっています。
 メドックのChラトゥールはこの年をGreat Yearと表現していますが、苦労したシャトーも多かったようです。甘口貴腐ワインを造るソーテルヌ地方は例外的な★★★★★のグレートビンテージ。
97年のボルドーは96年ものよりも早く楽しめるので、もし2つのビンテージがあれば、97年から飲み始めることをおすすめします。
イタリアは、★★★★★のグレートビンテージです (特にトスカーナ)。
カリフォルニアも、★★★★★20年来のグレートイヤー。

1998年
 この年は前年より全般的によい評価があります。ただし、ボルドー★★★★で9月の中旬から3週間に渡って雨が降り続き、カベルネソーヴィニヨンが難しい年となりました。メドックは軽いタイプが多くなりそうです。8月が熱波ともいえる猛暑が続いたためにタンニンは多く、果皮も厚いので丸みのあるふくよかな味わいの傾向はあるようですが、収穫時の雨が原因で長期熟成に向くタイプではないようです。ブルゴーニュは、比較的ピノ・ノワールのタンニンが堅めのタイプが造られたビンテージです。サンテミリオンやポムロールは雨を逃れ秀逸な
★★★★年(1995年に似たタイプの)になりました。おそらくお買い得なワインとなるでしょう。ローヌ南部では★★★★★の近年稀にみる 傑出年になりました。カリフォルニアは前年より少し難しい年★★★

1999年
 ブルゴーニュ赤が非常に素晴らしい品質
★★★★★です。しかも多産で価格が手ごろになり、お買い得となるのでは、とのことでした。 (ルイ・ジャド社輸出部長談)
 4月〜5月まではおおむね好調。6月の初旬にコート・ロティーからアルザスにかけて強い雹が降り、打撃を受けた樹が多かったようです。7月は比較的順調だったが、下旬に強い雷雨があり、一部の畑が冠水しました。(半月分の雨が2時間に降雨)8月の気温は上昇し、ぶどうは良く熟しました。9月の上旬から好天の下ボルドーでセミヨンの収穫が開始されました。9月下旬に残念ながら降雨がボルドーであったようです。現地のネゴシアン(輸出業者)の話だと、ボルドーのシャトーワインは生産者によりかなり質的なバラツキがあり、今後の選択が技量を問われる★★★☆です。一般的にボルドーのメルローはとても良い仕上がりで、カベルネが雨により影響を受けました。
 ボジョレヌーボーは降雨前の収穫がほとんどで完熟味のある良い仕上がりでした。ローヌ南部では
★★★★★の 連続した傑出年になりました。
 
2000年
 ボルドーが★★★★★、歴史に残るであろう偉大なビンテージとなりました。
 特にメドック地区が素晴らしく、メルロー中心の年が続いたここ2〜3年から久しぶりにカベルネの年、(ワインスペクテイター誌によれば1961年以来とも!)といわれています。
 タンニン、酸共にしっかりとしたワインが多く、長熟タイプのワインができました。ただし ミレニアムビンテージの当たり年となり、価格的な相場も高くなっています。
品質を楽しみたいのであればトップ20シャトー以下の手頃なラインを狙うとコストパフォーマンスが上がりそうです。
特級クラスのワインは、20年〜30年後も充分に楽しめるポテンシャルを持っています。
ブルゴーニュも99年ほどではありませんが優良年★★★★です。
 
2001年
 フランスは全般的に前年までの素晴らしかった気候には及ばなかったようです。
しかしながら前年全く振るわなかった甘口貴腐ワインを造るソーテルヌ地方は例外的な★★★★★のグレートビンテージ。
 ドイツが1971年以来の
★★★★★となりました。「甘口のビンテージ」といえるでしょう。
 
 


Page Topに戻る