13 「フランスのバレンタイン」

 
愛にまつわるワイン
ブルゴーニュのサンタムール(左)と
ボルドーのCHカロン・セギュール(右)

 

 今回はフランスでのバレンタイン・デーのお話を少しだけ。
 
 元来バレンタイン・デーとは、西暦270年頃の2月14日に殉職したローマのバレンタイン司教の名前に由来しています。
 バレンタイン司教は、ローマ皇帝クラディウスの出した結婚禁止令というとんでもない法律(結婚すると、兵士は家族のことが気になり、士気が落ちるということで公布された)に逆らい、結婚を望む恋人たちの結婚式を挙げさせたことで、捕らえられ、処刑されたそうです。


  そんなことから、欧米でこの2月14日を聖バレンタインデーとして恋人達の愛を祝う日とされました。

 さて、フランスでのバレンタイン・デーですが、他の欧米と同様恋人達(特に男性側)がプレゼントをし合い、食事をするのが一般的です。男性側のプレゼントとしては、花束がもっとも一般的です。

 そして、その食事の際にどんなワインを飲むか、というのがポイントになりますね。そこでもてはやされるのがボジョレーのサンタムール、ハートマークのカロンセギュール、シャンパンなどです。(但し前2つはアメリカでの流行、というのが一般的) 

ところで、フランスにはパリから200km位の所に聖ヴァレンタイン村、という200人ほどの住民のいる村があるそうです。ちょうどブルゴーニュのヴォルネイ村位の規模でしょうか?

ここでは、2月24日に村をあげてのお祭りをするそうです。

 このコラムのネタ探しにサイトを探してみましたら、バレンタイン企画でフランス語のラブレター・コンクールというのがありました。もう3年ほどやっているようです。

Concours Lettres d'amour 
http://www.multimania.com/ideatric/

昨年優勝のラブレターは、ざっとこんな内容でした。

 「愛する人へ

  貴方のいつもの優しい愛撫に身震いすることが心地よい私
  貴方の前でうつむく私の心はおかしくなりそう

  貴方が近づいて、その匂いが漂ってくるだけで私の胸の中には
  花火が弾けているよう…

  私の望みを一杯に満たす貴方の甘いささやきが好き
  貴方の息を殺す口づけは私の心を強くつねる

  もう貴方に抗うことは出来ない
  私を連れていって
  決して貴方を失わないように、ずっと貴方に触れていたい

  昼に貴方を想い、夜に貴方を夢見る....
(ずっと続く)

 ちなみにこれは女性が男性に宛てたものです。
 こんなラブレターを受け取ってみたいものですね。
 
 もちろんご存知のようにフランスは愛の国、フランス語は愛の言語。
 僕たち日本人の感覚で言えば一年中がバレンタイン・デーであることは言うまでもありません。

 それでは、皆さんも素敵なバレンタイン・デーをお迎えください!

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