パリからスペイン・フラメンコの故郷アンダルシア地方へ

今回の旅は、どちらかというとプライヴェート中心。個人的な趣味のクラシック・ギターの関係で友人達のいるスペイン・アンダルシア地方を訪れます。

そして第2の目的は、大切なお仕事、天然甘口ワインの故郷、ラングドックのバニュルス地区を訪れることです。

そんなことで、今回はワイン紀行と言うよりも旅行ガイドのような形になると思いますが、よろしかったらおつきあい下さい。

さてさて、オーバー・ブッキングの常連、エール・フランスにてパリに向かうことになりました。始まり、始まり....

 

1月3日  PARIS

成田発 AF 275  便にて一路フランスへ

17:50 パリ・シャルルドゴール空港着

空港からは、RER(高速近郊鉄道)でパリ市内に入ります。
市内に向かうルートは、いくつか手段がありますが僕は普段このRERを一番よく使います。その理由は、パリのメトロからダイレクトにつながっているから。

特に今回のように翌日すぐオルリー空港に行く場合は常宿の一つ、HOTEL du MIDI のあるダンフェール・ロシュロー駅に乗り換えなしでつながり、好都合です。

★★HOTEL du MIDI 
4 Avenue RENE COTY - 75014 PARIS
Tel 01 43 27 23 25 Fax 01 43 21 24 58

パリ14区で一泊します。
オルリー空港というパリ第2国際空港へ行くためにはオルリー・バスというパリ市営バスを使います。
このバスはメトロ・RER(高速近郊鉄道)のダンフェール・ロシュロー駅から出ています。

このホテルはそのバス乗り場から徒歩30秒という超好立地な上、パリ市民にとって生活臭のある14区というとても親しみやすい場所、そして珍しく夏場は冷房がある!という素晴らしいホテルです。
 また、今回は関係ないのですが、このクラスにしてはパリ市内としてもとても貴重な駐車場付きのホテルなのです。建物や室内は機能性重視でロマンティックな観光向きとはいえませんが、1室FF498というリーゾナブルな価格でかなり人気があります。


マラガのパラドール・ヒブラルファロ

マラガの大聖堂


クリスマスの賑わいが1月になってもまだ続いています。

1月4日  MALAGA

パリ発 オルリー空港からスペイン・マラガへ

パリから2時間ほどの飛行機でスペインのコスタ・デル・ソルの中心地マラガに着きます。

ここはもう日本の4月後半の暖かさで、昼間はおよそ20度まで気温が上がります。シャツ1枚でも充分生活できるほどでさすがに驚きました。

スペイン・アンダルシア地方は今でもシエスタ(昼寝)の習慣が根強く残っているので昼間は割に静かですが、面白いのは夜7時過ぎの街の賑やかさ!お店も8時くらいまではどこも開いているのでショッピングも充分楽しめますし、カトリックの強い影響で1月8日くらいまでは長いクリスマスのイヴェントが続いています。

ここマラガでは、最高級と言われる国立のシャトーホテル「パラドール・カスティージョ・ヒブラルファロ」に泊まることが出来ました。それでも17,500ptsですから約\10,000です。ここはマラガ湾と街全体を見渡せる丘の上のお城の中に造られたホテルです。

部屋としては、まあ普通の高級ホテル、といった趣ですが、ここのレストランはなかなか美味でした。ディナーにはマラガ風トマトとクリームのスープ、魚介類のフライ、エビの唐揚げ、そしてプリンを食べました。
 全てシンプルな中に深い旨味がある素材を生かした料理でした。ワインは、地元マラガの辛口白ワイン、これはとてもフレッシュで繊細、ポルトガルのヴィーニョ・ベルデのようにやや緑がかってメロンのようなかおりが新鮮でした。その繊細さから、日本に持ってこれるかどうかは判りませんが、地元料理に地元ワインの絶妙な組み合わせが楽しめました。

 特に驚いたのが朝食の美味しさ!オリーブオイルで焼いた半熟卵や素晴らしすぎるハム(およそ10種類!)そしてスモークサーモンに地元のオリーブオイルを浸して食べる旨さは絶品でした。

マラガに来たら是非泊まることをお勧めします。

アルハンブラ宮殿

 

グラナダの大聖堂

キャンディー撒き

 

1月5日 GRANADA

マラガからグラナダへ

アンダルシア地方の交通は電車がまだまだ不便でバスの利用が多くなります。

特にグラナダはマドリッドからの往復以外はほとんど電車が使いものになりません。しかしながら、このグラナダは、アンダルシアを訪れるならまず来なければもったいないとても素晴らしい所です。

世界遺産のアルハンブラ宮殿が特に素晴らしいのです。

ただし、1日の観光客の入場制限をしているために訪れるときは早めに受付に行くか、旅行会社等から前もって予約を取る、などした方が無難です。今回は、オフシーズンと言うこともあり、幸運にも無事にすぐ入場できました。

イスラム支配時代に建てられたこの宮殿は信じられないほど緻密なアラビア風の彫刻が壁や柱一面にビッシリと施されてみるものに感動を与えてくれます。特に豪華な王のハーレムでは、王一人に30人の女性が仕えていた!とのこと、何という贅沢な暮らしだったのでしょうか...

次に大聖堂を訪れました。イスラム支配から解放された反動からかこの地方の大聖堂はどれもが大きく、また内装も豪華絢爛です。

その見事な迫力に、ルネッサンス時代にも一番戒律の厳しかったイエズス会の生まれたスペイン・カトリック教会の力強さ、神に対する信仰の深さを数百年を経た今でも感じ取ることが出来ます。

 

そして、今日1月5日はスペイン全土で長いクリスマスの最後のイヴェント、キャンディーまきの行事が行われます。

 これは各地の目抜き通りで子供達のためにパレードが行われ、そのパレードからキャンディーが投げ配られる、ちょうど節分の豆まきがキャンディーになってパレードをしている、といった姿です。

ただしそこはスペインのこと、なかなか派手で盛り上がります。子供達のためのジャイアンツの優勝パレードみたいでした。

 


セビーリャのバールの典型的なカウンター
ハモン・セラーノが吊してあります


闘牛士の経営するバール
 オーナーの仕留めた牛が飾ってある


タパス1 タコのマリネ


タパス2 エビのオリーブオイル煮込み

 

1月6ー7日 SEVILLA

 1月6日は主顕祭というキリスト教に由来する祝日です。

 ほとんどのお店も休みなので、セビーリャを例にスペインのバールでの楽しみを紹介します。

 レストランをよりくだけた形にしたバールはスペイン人にとって必要不可欠な憩いの場です。コーヒー1杯でも勿論構いませんし、手軽でとても美味しいつまみ、タパスで充分な食事が出来てしまいます。

 このタパスにセービーリャの人たちはビールや普通のワインはもとより、「マンサニーリャ」というこの地方固有のシェリーをよく合わせます。

 マンサニーリャは極辛口、言い換えればスーパードライシェリーです。

 シェリーは酵母の膜でふたをされた状態で独特の酸化熟成をしますが、この地方の気候の関係で1年中厚い皮膜で覆われるために、とてもゆっくりとした酸化をするためにとてもドライなシェリーが造られます。

 とてもサッパリとした口当たりはこの暑い地方の食前に胃を引き締めるのに効果的ですし、食中にもオリーブオイルの油分をサッパリと洗い流してくれるのでとても美味しく飲めるワインです。

 ほとんど日本に入っていませんが、チャンスがあれば紹介したいシェリー酒です。

 

 

 

 

 

付録 SEVILLAの街から

 

 

 

 

南仏編に続く