パリの晩餐会 "JULES VERNE"

 


鴨のフォアグラのテリーヌ、イチジクとニンニクの油漬け オリーブオイルの焼きパン添え

 


手長エビのガスパチョ添え


カニのすり身入り小さなパンのスフレ


ホタテ貝と茄子、ナツメヤシとレモンの汁添え

 


マスカットとタイムのシャーベット


雌鹿のフィレ肉のポワレ グラン・ヴヌールソース


エキゾティックフルーツとアヴォカドのシャーベット


カリブ産チョコのムース、フルール・ド・セルのカラメル添え


プティ・フールとカヌレ


トリュフォ・ショコラとヌガー、マシュマロ

 今回の旅もアッという間に終わろうとしています。

 トゥールーズから飛行機で最後の地パリに戻ってきました。

 パリではフランス外務省の友人、シャルルアンリ・ブロソー氏夫妻がディナーを催してくれました。
 彼は昨年6月まで駐日フランス大使館の一等書記官をしていましたが、本国から国連担当への赴任命令があり、パリ勤務となっています。

 さて、今回のディナーはミシュラン★★で有名なエッフェル塔の中にある現代的レストラン "JULES VERNE"です。

 ここは、80年代から既にヌーベル・キュイジーヌを志向し、さらに内装が超現代的でインパクトの強いレストランです。Z型のテーブルライトに車輪の付いた肘掛け椅子、基本的に黒のモノトーンで統一されたインテリアはまるでオフィスのような雰囲気です。

 いつもながらパリの星付きレストランに来て感心するのがギャルソンの数とそのサービスの質の高い動きです。

 およそ50席の客数に対して20人近いギャルソンがサービスします。

 エッフェル塔のレストラン専用エレベーターの入口に2人のギャルソンが待ち構え、パリのディナーとしては早めの8時頃に店に入ったために客もまだ少なかったこともあり、テーブルに着くまでに15人ほどのギャルソンが僕たちを迎えます。既にそれがパリの一流レストランの儀式が始まりなのです。

 気持ちの良い緊張感の中で、アペリティフを注文し、料理の品定めをします。

 こういった中でのギャルソンとの会話が客とレストランとの一体感を強めていきます。このような一流店では常に各テーブルに一人以上のギャルソンが注意深く客の動きを見ているため、慣れないと妙に意識してしまいますが、パンやワインを常に心地よいタイミングでサービスされるその動きは、さすがに伝統の強み、日本ではなかなかお目にかかれません。

 結局、僕たちはシェフおすすめのデギュスタシオン・コース(様々な料理が少しずつ楽しめるコース)を選びました。

 ソムリエにお勧めワインを訊くと、白はシャトー・フュイッセ1997、赤はシャトー・デュルック1994(サンジュリアン)でした。650F.F.の食事に300F.F.〜400F.F.の予算のワイン、なかなか良い線です。ただ、今回はメインが雌鹿肉、ジヴィエにはやはりコート・ド・ニュイを合わせてみたい、ということでソムリエと相談し、赤ワインはニュイサンジョルジュ・レカイエ ドメーヌ アランミシュロに決定しました。

 料理はどれも素晴らしいものばかりでしたが、特に2品目の、生手長エビのガスパチョ添えと3品目カニのすり身のパン包みクリームソース添えが素晴らしく、また、デザートが2品の上にカヌレ・ド・ボルドーやチュイル、トリュフォー・ショコラなどが豊富に出来るところは甘いもの好きの僕達にはたまらないものでした。

 さて、最後に最高のディナーで締めくくった今回の旅もまた終わりになりました。次回も楽しい旅が出来ますように。

メデタシ・メデタシ.....