8月19-21

マディランにて 1
19日夜、ボルドーを後にして、マディランに向かいました。

シャトーモンテュス・ブスカセのオーナーである、アラン・ブリュモン氏が2泊3日で招いてくれたのでした。

僕としても初めての体験でしたが、ブスカセにて宿泊することとなりました。気さくなブリュモン氏の性格も反映して、ボルドーにあるようなホテルのような形ではなく、心地よい寝室を貸してくれた、という方が正確な表現です。


シャトー ブスカセ 手前の建物が事務所と2階にゲストルーム


モンテュスの畑とシャトー(左側)


ブスカセの醸造責任者(左)とブリュモン氏


モンテュスの醸造担当者とブリュモン氏

 


モンテュスの壮大な樽熟成庫


最高級品モンテュスXLが眠る400Lの樫樽
ここに40ヶ月の熟成をさせます


タナ種のぶどう(葉が丸いのが特徴)


マディラン最高の土壌を説明するブリュモン氏

ブスカセ&モンテュス千本ノック的4時間テイスティング

La Degustation Concentre de Ch. Bouscasse et de Ch. Montus

朝一番、ブリュモン氏から「今日はせっかく来てくれたから、週2回やっている集中試飲を一緒にやろう。日本人でこれを一緒にやったのはまだいないので良い機会だ。まあ3時間はかかるから覚悟してくれ。」とのこと。ブスカセ、モンテュスの醸造担当者と4人で壮絶なバレル・テイスティングが行われました。

ブスカセとモンテュス双方の貯蔵庫で実験用のピノ・ノワールから始まり、シラー、カベルネ、タナそれぞれの単醸もの、シラーとタナのブレンド、カベルネとタナのブレンド、フリーランとプレスワイン、新樽と一アキ樽、400L-225L-125Lと3種類の大きさの違う樽による熟成度合、様々な地区のフレンチ・オーク、アメリカン・オーク、ベルギー・オークによる風味の違い、そして勿論ブスカセとヴィエィユヴィーニュ、モンテュスとキュヴェ・プレスティージュ、XL、辛口白に甘口白の様々なバリエーション・・・

その間ブリュモン氏は2人の責任者に「全てきっちりノートをとれ」、「この樽はいつ移し変えた?」、「この樽のニュアンスをどう思う?」、「ワインのことだけを考えるな。今、世界中の様々な料理にワインの需要があるんだ。そしてたとえば白ワインではシャルドネやヴィオニエに人気が集中している中でこの白ワインをどうして行くべきか考えるんだ。」と一つ一つに大変厳しい指導をしていきます。

その徹底ぶりはボルドーにありがちな貴族的なものではなく、「面倒見のとても良い親方」といった感じでした。

 

気がつくと朝9時に始まったテイスティングは午後1時を回るまで50種類、4時間に及びました。

ただでさえタンニンの多いマディランワインのバレル・テイスティング50連発ですから、終わったあとは口の中は銀紙を噛んだ様にガシガシ、歯や舌はお歯黒のように真っ黒でした。

 

予定表へ

次の日へ