6月10日

パリからリヨンへ....そしてオーベルニュ地方

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エールフランスの機中にて、

ただいま、日本時間午前0時30分ようやく夕食が終わりました。さすがにエコノミーでもエールフランスです。アペリティフにニコラフィアットのシャンパン、前菜はサーモンのテリーヌ、主菜はブフ・ド・ブーギニヨンでした。味もまずまず上出来です。何よりも僕が感激したのはワインに "Vin de Corse"つまり、コルシカ島のワインがあったことです。初めて味わうコルシカ島のワインがエールフランス機内というのもお洒落でした。味はスパイシーさの中にまろやかさがあり、飲みごたえのある少し野性的な魅力がありました。おすすめです。
RESERVE DU PRESIDENT  Vin de Corse 1997
☆☆

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ティエールの町の刃物屋さんにて

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パリからリヨンへ...そしてオーベルニュ地方

 パリのシャルルドゴール空港に着いたのは現地時間の午前4時でした。(予定より30分早く)
 予定している朝一の TGV(新幹線)は、午前6時56分発、出国審査などがあっても2時間以上を何もない空港の駅で待つ事になりました。駅に行くと、熟年夫婦に英語で話しかけられました。聞けば、昨日の夜にパリに着いたアルバニア人の夫婦で、グルノーブルに行きたいが、フランス語が出来ないので、切符を買うのを手伝って欲しい、とのこと。昨日遅く着いたので、既に電車が終わっていて、夜一晩を明かしているとのことでした。国際情勢の厳しさをかいま見たような気がした一時でした。でも、6時半に売場が開いて、無事買えて何よりでした。

 さて、9時過ぎに無事リヨンのPart-Dieu駅に到着してレンタカーのオフィスに行きました。日本からの予約条件は、たった一つ、「エアコン付き」でした。実はフランスでエアコンの付いている車はとても少ないのです。この時期はどうかすると、ものすごく暑くなるときがあって、35度以上の中を2時間も高速道路を運転したら死んでしまうので、お願いしておきました。オフィスでは何のトラブルもなくガレージに行きましたが、とっても残念なことに車は日産のプリメーラでした。フランスまで来て日本車に乗るのは何とも残念でしたが、おそらく無条件でエアコンの付いている安い車というのは、日本車になってしまうのでしょう。
 慣れない左ハンドルのマニュアル車で高速道路に入り、走行車線で最高速度130KM指定の所を150KM位で走っていると、追い越し車線で周りの車にどんどん追い越されていきました。
 それでも、2時間ほどで、無事シャトーラギオールを造る町ティエールに入りました。

 

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社長のサナジェスト氏

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職人さんの造るシャトーラギオール

 

シャトーラギオール製造工程見学訪問SCIP社にて

 ティエールの町は本当にオーベルニュ地方の山中の町という感じです。坂が多くて道が狭くて、観光地ではないから、レストランなども少なかったですが、カフェで軽く食事をとり、いよいよシャトーラギオールの製造工程の見学です。総代理店から紹介を受けて製造元のSCIP社を訪問しました。社長のサナジェスト夫妻とディレクターのキャサリンさんが迎えてくれました。

 サナジェスト氏曰く、「"シャトーラギオール"は、SCIP社で造る最高級の手造り(ハンドクラフテッド)ソムリエナイフです。この独特の曲線のある形のソムリエナイフだけが"シャトーラギオール"を名乗れます。"ラギオール"を名乗れるのは他でもありますが、"シャトーラギオール"を名乗れるのは、SCIP社のこのソムリエナイフだけです。誤解されて受け止められたり、販売されたりしているので注意して下さい。」とのことでした。確かにティエールの町中のブティックで様々なソムリエナイフが売られていますが、シャトーラギオールだけは、別格の扱いです。
 SCIP社の中でも他のモデルは機械でオートマチックに作られていますが、シャトーラギオールは職人の人たちが手造りで仕上げていました。注意しましょう!
 サナジェスト氏も最近ずいぶんとシャトーラギオールが誤解されて販売されたり、他のものがシャトーラギオールと呼ばれて販売されているのには頭を悩ませているようでした。

 ちなみに、SCIP社の最高級ソムリエナイフのことを「シャトーラギオール」と呼び、ボルドーのようにシャトーで造られているわけではないので、お間違えのないように。
 ただし、いくつかのモデルは、山中の職人さんが委託を受けて組み立てています。今日もその中の一軒をサナジェスト氏と訪問しました。

 なお、SCIP社の最新作ドファンも仕上げの組立と磨き行程は、手作業で行われていたことをご報告します。

 さて昨日の夜10時から始まった、長い長い第1日目も約30時間かかってようやく終わろうとしています。
 先ほどホテルでインターネットに接続できましたので、さっそくここまでをアップロードします。 
 本日はこれまで、さすがに疲れました。

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6月11日

ティエールからローヌへ

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ドゥリュック社長Cartailler氏と

ソムリエナイフ工房 ドゥリュック訪問

本日は、ラギオールに対するもう一つの雄ドゥリュック社を訪問しました。
ここは、本当に家族的な経営ですが、無駄を省いたシンプルな造りで多くのプロに愛用されています。
直接FAXで申し込みをして、快く訪問を引き受けてくれました。

社長のCartailler氏自ら丁寧に説明して下さいました。
日本に紹介されていないモデルもたくさんありました。たとえば、ノコギリ刃のモデルなどもあるので、今後是非紹介して欲しいものと思います。彼もっと日本に紹介して欲しいと熱望していました。今後に期待です。

 

 

 

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シャプテイエ本社

 

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Mシャプティエ氏と共に

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ローヌ河とエルミタージュの畑 かなりの斜面Dsc00038.jpg (14961 バイト)
コートロティ 最良地区コートブロンド(金の斜面)
すごい斜面で段々畑になっています

Mシャプティエ訪問

さて、ティエールの村を離れて一路ローヌのエルミタージュ村へ一直線です。
高速道路を乗り継いで、ほぼ2時間半ほどの行程でした。
シャプティエのカーブも町の中心地にありましたが、中心と言ってもすぐ隣はエルミタージュの畑の斜面という立地です。
驚いたことに、日本語の説明ビデオを見させてもらいました。
彼のワインは、もちろんローヌを代表するものですが、それと同時にバイオダイナミクスワインを造り出すことで有名です。
バイオダイナミクスとは、有機栽培に月の満ち干などの宇宙的な周期を栽培醸造に取り入れたもので、すべてのものは自然の法則に従って土に帰るように行うものです。
ともかく畑を見ると感心するのはエルミタージュにしろ、もちろんコートロティにしても本当に大変な斜面ばかりで、これでは機械もほとんど使えず、人の手で毎年土を畑に戻す作業など、大変に手の込んだものになります。

忙しい中でわざわざMシャプティエ氏自らが出向いて説明していただいたのは、本当に感激でした。彼はとても素朴な人で、偉ぶるわけでなく熱心に説明してもらえました。 
 試飲も全て97年で5種類の白ワインと6種類の赤ワインという豪華なもので、最後の赤ワインは、コートロティ、サンジョゼフ "・レグラニ" ,エルミタージュ "パヴィヨン"というものでした。特に最後の2本は、年間数百ケースのみという、まず市場に出てこない貴重なワインでした。

本日の宿は、少し上流に戻ってコンドリューの村にあるので、シャプティエを後にして、高速道路には入らずに、国道で畑を見ながら上るコースにしました。
クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サンジョゼフ、コンドリュー、シャトーグリエ、そしてせっかくのチャンスだからそのままコートロティまで見てきました。
最後の、コートロティは、最大斜度40度にもなるすごい斜面を場所によっては1列ずつ段々畑にして植えていました。これでは、値段が高くなることも納得しなければなりません。

 

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