ポルトガル ワイン
イギリス貴族の間で、長い間大変に親しまれているのがポルト酒。ポルト酒を語るのは、英国紳士のたしなみともいえるのです。甘くアルコールが高く永い余韻を持つ味わいは、食後にチョコレートや葉巻と楽しみたいワインです。また、最近は辛口テーブルワインの品質が特に高くなって、注目を浴びています。
当店では、有機栽培ワインに「てんとう虫マーク」を付けています。
ポルトガルの辛口白ワイン
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テラス・ド・ミーニョ ヴィーニョ・ヴェルデ白
Terras Minho Vinho Verde
ポルトガルの代表的な大衆白ワイン。
プチプチした風味が魅力のポルトガルを代表する爽やかがぶ飲み白ワインが、このヴィーニョ・ヴェルデ。直訳すれば、「緑のワイン」です。 シンプルでフレッシュ&フルーティー。その中でも、こだわって造られた良くできたワインです。 ポルトガル北部のミーニョを中心とした北と東は山々、西は暖流に囲まれ、夏涼しく冬暖かい恵まれた気候のもと、花崗岩土壌から、新鮮でフルーティなワインが生み出されます。キンタ・ダ・リッシャの誕生は、ヴィーニョ ヴェルデに愛情を注いだメイレレス家が発端です。
トラジャデューラ・ロウレイロ
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ポルトガルの辛口赤ワイン
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カテドラル ダン赤
Catedral Dao
ダンは、ポルトガルの代表的な大衆ワイン。
この、『カテドラル(大聖堂)』は、素朴な味わいのダンですが、瑞々しく柔らかで果実感の豊かなスタイルに仕上げました。
ミディアムボディーで、口当たりが優しく、どなたにも気軽にポルトガルの素朴な味わいを楽しめます。
『火宅の人』で知られる作家壇一雄氏が、自分の名字と同じだからという理由で、このダン地方のワインを愛飲したことでも有名。
ドウロ川の南、大西洋とスペイン国境のちょうど中簡に広がる丘陸地。周辺の山々が海からの風や湿度を遮ります。冬は最低気温-5℃、夏は雨が少なく、最高気温40℃にまでなる、寒暖差のある気候は、完熟したバランスの良いブドウを生み出します。
フレンチ・オーク樽6ヶ月間熟成
ティンタ・ロリス50%、アルフロシェイロ40%、トウリガ・ナシオナル10%
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ジンブロ 赤
Quinta do Zimbro
ポルトが銘醸地ドウロ河沿岸地区でつられる、しっかりとした辛口の本格的赤ワイン。
深みのある色合いと、しっかりとしたストラクチャを感じさせる柔らかみと凝縮感のある味わいは、価格以上のポテンシャルが充分にあります。しっかりとした牛肉の煮込み料理などにオススメしたいワインです。
プレミアムクラスのポートワイン用のブドウを栽培していた農家が、畑のポテンシャルを引き出すために自社瓶詰めを始めたのが、このジンブロなのです。
400Lと500Lの樽で9ヶ月間の熟成。
トウリガ・ナショナル30%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス20%、ティンタ・バロッカ20%
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ポルト酒
ルビーポート
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ポートワインのスタンダード
テイラーズ ファイン・ルビーポート
ポルトガルの代表酒。愛すべき、甘口のルビーポート。酒精強化で赤ワインにブランデーが添加されています。
アルコール度20%デザートやナイトキャップに最適の気軽かつ本格的ワインです。
「ポルト酒界のシャトーラトゥール」と呼ばれるのがテイラーズ。
すなわち正当派で、しっかりとしているということでしょう。
気軽に楽しめるルビーポートですが、テイラーズならば安心して親しめます。
テイラーズは、1962年の創業当時から現在まで、パートナー(共同経営者)一族によって経営されており、一度も他社の傘下に入ることもなく、常に最高のポートづくりに従事しています。トゥリガ・ナシオナル
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ポートワインの本格派デイリー
テイラーズ ポート レイトボトルド・ビンテージ
ポルトガルの代表酒。魅惑の本格的甘口ポートワイン。
良い年の本格的なポートをお手軽に味わうべく、テイラー社が開発したのが、レイトボトルド・ビンテージ・ポート。(ルビーポートとビンテージ・ポートの中間に位置しています)
優れた収穫年を4〜6年の樽熟後、飲み頃になってから澱引きして瓶詰めされます。
通常のルビーポートとは、明らかに凝縮感が違い、本格的な深みを感じさせながら、気楽に楽しめる実に充実度の高いポートといえましょう。
ブラックベリーとチェリーの新鮮で豊かなアロマ。まろやかで滑らかな口当たりと豊かなタンニン、魅惑的なブラックフルーツの風味が感じられます。複雑味がありながら、若い果実の繊細な味わいも楽しめます。
「ポルト酒界のシャトーラトゥール」と呼ばれるのがテイラーズ。
すなわち正当派で、しっかりとしているということでしょう。
テイラーズは、1962年の創業当時から現在まで、パートナー(共同経営者)一族によって経営されており、一度も他社の傘下に入ることもなく、常に最高のポートづくりに従事しています。
トゥリガ・ナシオナル |
ビンテージ・ポート
世界最高の酒精強化甘口ワインといえば、ビンテージ・ポートとなるでしょう。英国資本で世界中に広まったこともあり、イギリス貴族の間で特に楽しまれています。アガサ・クリスティーの戯曲の中でも効果的に登場します。
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キンタ・ド・ノヴァル シルヴァル・ヴィンテージ・ポート
キンタ・ド・ノヴァル
キンタ・ド・ノヴァルはポートの中でも銘家として有名。
世界最高の酒精強化甘口ワイン。
厳選された優良な区画から収穫される葡萄を使用し、特別によい年だけがビンテージポルトとして認可され、無濾過で瓶詰めされます。
シルヴァルは、キンタ・ド・ノヴァルが所有する小さな区画。
これも、良年のみリリースされます。18ヶ月間樽熟成後、瓶熟を続ける為、抜栓時にデキャンタージュが必要です。
複雑味、凝縮感に加え、豊潤な果実の味わいから生まれる華麗なスタイル。ポートとしては、比較的若いうちから楽しめるのがシルヴァルの魅力。
トゥリガ・ナシオナル
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ビンテージ・ポートの正当派
テイラーズ ビンテージ・ポート
世界最高の酒精強化甘口ワイン。
特別によい年だけがビンテージポルトとして認可され、無濾過で瓶詰めされます。大変な長期熟成のポテンシャルがある、英国貴族の為のポルト酒です。
大量の澱があるのでご注意ください。
テイラーは、数多いポルトの中でも、正当派中の正当派。「私の中でテイラーは至高の位置を占めている。私はしばしばテイラーをラトゥールになぞらえてきた。その力強い個性、たくましさ、長い歳月を生き抜いていく素質と可能性。そして、そのワインの性質にあたかもラトゥールを思わせるような力強さを与えているのが、他の追随を許さないテイラーの個性である。」と高名なワイン評論家マイケル・ブロードベント氏は語ります。
トゥリガ・ナシオナル
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正真正銘熟成ポート
グラハムズ ビンテージ・ポート

世界最高の酒精強化甘口ワイン。
特別によい年だけがビンテージポルトとして認可され、無濾過で瓶詰めされます。大変な長期熟成のポテンシャルがある、英国貴族の為のポルト酒です。
大量の澱があるのでご注意ください。
グラハムは、今日においても一族で製造の権利をもっている数少ないポート・ハウスです。1820年、オポルト市の事務所のマネージメントを任されていたグラハム家の兄弟、ウイリアムとジョンは、取り扱ったポートワインが大人気を呼び、多くの発注依頼を取りつけます。そして、これをきっかけに会社は急成長を遂げ、やがて世界にその名を知られるようになっていきました。
ヴィンテージポートは、最良の年のみに造られる長期熟成型の本格的ポートワイン。
グラハムは、若い時にはとても力強くアルコールがしっかりと感じられますが、熟成によって円やかさが増して魅力を感じさせます。
甘美な口当たりと、口の中に広がる円やかさ、そしてビロードのような滑らかさは、最良の証。大量の澱と共に熟成させていますので、必要であれば紅茶漉しのような器具で澱を取ってください。
1975年は、70年以来訪れた久しぶりの優良ビンテージ。1977年は、50年以上の熟成にも絶えるであろう偉大なビンテージ。
世界最高の酒精強化甘口ワイン。
トゥリガ・ナシオナル |
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60年代の熟成ポート
コックバーン ビンテージ・ポート
世界最高の酒精強化甘口ワイン。
特別によい年だけがビンテージポルトとして認可され、無濾過で瓶詰めされます。大変な長期熟成のポテンシャルがある、英国貴族の為のポルト酒です。
ポートの中でも老舗の名門として名高いコックバーン。1815年ロバート・コックバーン氏によって創立されました。数多いブランドの中でも、コックバーンは甘味を抑えたタイプとして特に玄人に人気があります。
1963年は、60年代最高の天候に恵まれたスーパー・ビッグ・ビンテージで、大変に貴重な存在。
ビンテージポートについて、正しい知識を持ってたしなむのは、英国紳士の身だしなみともいわれています。
ヴィンテージポートは、最良の年のみに造られる長期熟成型の本格的ポートワイン。
甘美な口当たりと、口の中に広がる円やかさ、そしてビロードのような滑らかさは、最良の証。大量の澱と共に熟成させていますので、必要であれば紅茶漉しのような器具で澱を取ってください。
世界最高の酒精強化甘口ワイン。
トゥリガ・ナシオナル
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アガサ・クリスティ戯曲『蜘蛛の巣』をめぐる
英国人とポルト酒のお話
随分と前になりますが、ある劇団で『蜘蛛の巣』上演の際に、下記原稿を寄稿しました。
せっかくですので、お暇な時にお読みください。
その1 「ああ、これが本当のワインというものだ」(ローランド卿)
この劇を観てもよくわかることですが、英国人は世界で最もワイン好きな民族です。
ただ、ワインに対する意識は普段から身近にワインと親しんでいるフランスやイタリアの人々と少し違いがあります。
ぶどう栽培地域の一般的に北限といわれる北緯50度を超える英国では、ワイン自体の生産がほとんどできません。しかし中世の一時期、フランスのボルドー地方が英国領だったこともありワインは貴族をはじめとしたスノッブな人々の間で珍重され続けているのです。
現在でも銘醸ワインのコレクションが集まるのは英国が一番ですし、パリの有名なワイン専門店が実は英国人が経営者だったりするのです。
蘊蓄(ウンチク)好きの英国人のこと、ワイン研究も大好きで、世界で一番難しく権威のある資格「マスター・オブ・ワイン」(世界で約200人のみが資格を持ち、日本人はまだ一人も合格していません)も英国の協会が創設し、認定しています。ワインを高貴な飲み物として世界中に広めたのはフランス人よりも英国人の深い愛情によるところが大きいと言えるでしょう。
その2 英国人とポルトワインの永い関係
英国人とポルトガル産ワインとの関係は、12世紀にさかのぼります。
このころポルトガルの漁師達が英国の海岸近くまで鱈を採りに出かけていました。その際に英国の羊毛とポルトガルのワインが物々交換として交易されるようになったのです。
その当時のポルトガルワインは全て辛口のテーブルワインでした。残念ながらその味わいは現代のワインよりも荒々しかったために、その頃英国領であったフランス・ボルドー地方の高級シャトーワインの優雅な味わいと比べて、あまり人気の高いものではありませんでした。
英国は、その後ジャンヌ・ダルクの登場などにより、英仏戦争に敗れてボルドーを手放し、フランス産ワインの入手が困難になります。また、ちょうどこのころポルトガルでは、発酵途中のぶどう果汁に少量のブランデーを添加する事で、荒々しい味わいのこの地のワインがとても滑らかな甘口に変身する事が発見されました。
この魅惑的な甘口ワインはたちどころに英国貴族達の間で大流行となったのでした。
その3 大英帝国の躍進とポルトワインの普及
英国貴族達の間で大流行となった魅惑的な甘口のポルトワインは当然のように英国商人達のターゲットとなります。インドにおいて紅茶葉を独占したように17世紀以降の有名銘柄ポルトワインの製造はほとんど英国資本によって行われることになりました。現代においてさえ、有名銘柄にポルトガルのラテン系ではなく英国系のブランドが多いのはこの事からです。
「蜘蛛の巣」で登場するダウズDaw’sは1798年の創設、コックバーン・スミスCockburn
Smithesは1815年に創設された英国資本の名門です。
英国資本のポルトワインはその後、大英帝国の躍進と共に世界中に広まりました。明治時代の末期、日本で「赤玉ポートワイン」が発売されたのもその当時ワインといえば甘口のポルトが連想されたからでしょう。
現在でもフランス料理のお洒落な食前酒や食後酒としてポルトワインは親しまれています。
その4 「それが君の鑑定か?2番がスーパーの安ワインね…」(ローランド卿)
英国を始めとした西欧では、友人を家庭に招く際、ワインとの選択はとても大切なテーマ。その家庭のセンスが問われるからです。そして食後に「高級なポルト・ワイン」を振舞うことがホストの大切な役割といわれています。
また、銘柄を隠したブラインドでワインを当て合う、というのも知識や教養を競い合うスノッブな英国人のいかにも好きそうな余興、といえるでしょう。現代でいえば、さしずめ100万円の高級ワインと2千円のワインを利き分ける「人気者でいこう」みたいなものです。
ところで、戯曲「蜘蛛の巣」のなかで、ポルト酒の27年とか42年が登場するのは、ビンテージ・ポルトが優良年だけに限定して造られる最も高級なワインだからです。もちろん高級専門店でしか購入できません。それに対してノン・ビンテージのルビー・ポルトはスーパー・マーケット等で気軽に買える普及品です。
劇中では、スノッブで物知り顔をする英国紳士を皮肉っていますが、大目に見てあげてください。ブラインド・テイスティングはプロでも大変に難しいもの。特に普段目の見える私たちが突然目隠しをされて、五感の大事な一部を奪われた状態だと感覚のアンバランスもあり麻痺状態に陥りやすいのです。判らなくても判らないと言えない彼らのメンツも純粋な感覚を更に狂わせていったことだと思います。
さて、いずれにしても今宵、難しい事を考えずに英国人の愛したポルトワインの甘い魅惑的な味わいを純粋に楽しみ、感慨をより深いものにしてみませんか?