静かなブームを呼ぶ秘境産地ジュラから地元品種の代表がこのサヴァニャン。果皮が厚く、晩熟となるのが特徴。
　このキュヴェは、常に隙間無く補填作業ウィヤージュをしているために、ピュアなワインとなり素直に品種の特性が表れ、サヴァンヤン本来のフルーティーなスタイルが楽しめます。
ジュラの北部アルボワは、力強さを伴うテロワールが特徴の名産地。マルヌ・グリーズ(灰色泥灰岩)やマルヌ・ルージュと呼ばれる赤みがかった泥灰岩土壌が特徴的。
Guille Boutonは、単一畑名。
　生産家のドメーヌ・グランは、17世紀末からブドウ栽培に携わってきている古い家系。有機栽培で丁寧に造っています。

フランスの秘境、スイスの国境に近い標高400Mの高原地帯がジュラ地方。
　現地でも味わうことが難しいジュラ地方独特の製法による特殊な神秘的ワイン。ヴァン・ド・パイユと呼ばれる特別なもの。
　パイユとは藁のことで、最低6週間藁干しにすることにより水分が蒸発して干しブドウ状態になったものを発酵熟成させるもの。
このワインに名付けられた「Onctueuxオンクトー」とは、コクのある、とかクリーミーといったニュアンスの言葉です。
プルサール50%、シャルドネ40%、サヴァニャン10%のブレンド。平均樹齢35年。収量は20hl/ha遅摘みぶどうを6週間藁の上で乾燥させてから圧搾し、ステンレスタンクで発酵後、228リットルの樽で20ヶ月間熟成させた甘口デザートワインです。
法律的には18ヶ月は木樽熟成が必要で、圧搾から3年間は販売できないという厳しい規則があり、ハーフボトル(ポと呼ばれる)に入れられます。
　とろけるような甘い味わいは、フォアグラやデザートと共に楽しめます。